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自然素材・吹き抜け・囲炉裏 眺望と空間を愉しむ家(小松市Y様)

眺望のいい静かな住宅街に建つY様邸。注文住宅を建てるのは2度目、とおっしゃるご主人が、これまでの経験や知識、そして自然素材への熱い思いを注ぎ込んだ家づくりをアルクモリに任せてくださったのは、私たちの社長・森治雄の、人柄と技術と信念を評価してくださってのことでした。

 「森さんとは昔からご近所で、早い話が幼なじみなんですよ。大工としての腕は一流で、この住宅街でもすごい仕事をしておられるのは知っていましたし、その技量と経験が拝借できれば、きっといい家ができると信じていました(笑)。基本設計は私がして、外観はタイル、中はこの自然素材を使ってと、希望だけははっきりしていたのですが、そこからの具体化がさあ大変。私と妻のわがままな希望を叶えるために、文字通り走り回って下さいました。思っていることを形にしてくれる大工さんたちの技に、さすがはプロだなあと認識を新たにしました。それが嬉しくて家が完成した時に、感謝のしるしにアルクモリさんのスタッフのみなさんをお招きして食事会をしました。」

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「妻がお茶を習い始めたのは家を建てた後で、和室は特に凝ったことはしていませんが、天井がちょっと面白いでしょう?森社長のアイデアです。

 これが最後の家づくりだと思っていましたから、細かいところに至るまで打合せは入念にやりました。1年くらいはかかりましたかねえ。時には夜中の12時頃にまでなることもありましたが、森社長はいやな顔ひとつせず、むしろ楽しげにつきあってくれました。

 「じつはこの家が建った後、身内の者が刺激を受けて注文住宅を建てたんですよ。ところが依頼した設計士さんが頑固な方で、すぐにケンカみたいになって困ったという話を聞きました。私たちは素人ですから、プロの思いにそぐわないことも言うでしょう。でも、住むのは自分たちなんですから、限られた予算の中で、思いはものすごく真剣なんです。その真剣な気持ちを、森社長は真剣に受け止めてくれた、私はそんな風に思って感謝しています。」

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自然素材で建てるということは、この家の絶対に崩すことのできないコンセプトでした。妻が化学薬品の匂いにものすごく敏感で、"基準値の範囲内です"と言われても頭が痛くなってしまうんです。

防蟻剤も使いたくない、ひのきの土台を使えば大丈夫なはずだと伝えると、森社長が早速調べて、木曽ひのきが一番いいようだと勧めてくれました。結局床材等も大部分ひのきにしたのですが、見た目にも品がありますし、夏の裸足が気持ちよく大変満足しています。
私たちは"この木を使って"とまでは言えますが、無節のところを使う所、わざと節の面白さを出す所、柾目を出すところ、木目を出すところと、木一つとっても印象がガラリと変わるんですね。アルクモリさんの仕事を見て、それは強く思いました。それと、屋根のタルキに丈夫なひのきを使ってくれたのには感激しました。見えないところへの心くばりは、誠実の証しです。
あと、吹き抜けをつくったのは大正解でした。家の中のどこにいても声が聞こえるので、すごく一体感があります。高い天井まで珪藻土入りの壁材を塗った職人さんは、"こんなに壁塗ったのひさしぶり"と言っていました(笑)。これまでに地震がかなりありましたがひび割れは、よく見ないと気付かないくらいです」

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 「私も妻も音楽・美術鑑賞が好きで、催し物によく出掛けます。ステンドグラスにも興味があり、金沢で19世紀のイギリスのステンドグラスがありました。

 "これ、うまく使えないかな"と言うと、アルクモリさんが見事に活かしてくれました。ただの明かり取りではなく、家の中にほのかな陰影を添えてくれるので、大変気に入っています。

 玄関や廊下を広く取ったのは、永く過ごす家だから気分的にゆったりしたかったのと、車イスになった時のことも考えてのことです。廊下は4尺(約 120m)あり、扉はできる限り吊り戸にしています。玄関は、下駄箱の手前の扉を開けると家族用のもう一つの玄関を作ってあります。これは便利。いつも玄関まわりをすっきりさせておくことができます。

 あと、洗面所、トイレも木の香がいっぱいで気持ちいいですよ。」

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 「この家のもう一つの自慢は、目線の高さを計算してあること。食卓の窓からは白山連峰が額縁で眺められるようになっています。ほかにも、囲炉裏に座った時に、ダイニングにいる人と同じ目の高さで会話ができるとか、細かく考えました。1年間打合せで考えて、また現場で"ああでもない、こうでもない"ですから、森社長もいい加減呆れられたのではないかと思いますが、おかげで本当に思い出に残る家づくりができました。

 いまも台風が来る前には必ず様子を見に来てくださいますし、全部点検して不具合がないように努めてくださっています。地元にこれだけ技術力をもった、ハートのある工務店があって、本当によかったです。」

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